ボクシングジムではどんなトレーニングをしているのでしょうか?
そこで今回は、シャドーボクシングとはどんなトレーニングなのかご紹介します。
シャドーボクシングとは?
シャドーボクシングとは「パンチの素振り」のことで、この「シャドー」とは影の(想像の)相手を指します。パンチを直接当てる前に、フォームを確認しながら打ったり、ウォーミングアップをする時に行います。、初心者の方は単発のパンチ(ジャブ、ストレート、フックなど)を鏡を見ながら打ち、慣れてくるとランダムに相手を想像しながら、闘うイメージで行ったりします。
シャドーボクシングの練習方法
それでは、シャドーボクシングの練習の方法を、目的別に解説します。
目的1:ウォーミングアップ
練習始めのまだ体が温まっていない時は、力を抜いて軽めにパンチを打ちます。体をほぐすイメージでリラックスして腕を伸ばしながら基本のパンチやコンビネーションを打ちます。今日のコンディションなど確認しながら徐々にスピード、パワーを上げていつもの状態に近づけていきます。
目的2:フォームチェック
シャドーボクシングは基本の動きを覚える、さらには基本をレベルアップするために重要なトレーニングです。自分の得意とするパンチや課題の動きなどを反復で練習します。反復練習のコツは、タイマーを見ながら時間を決めて行うとやりやすいです。例えば1分間ジャブ、次の1分はストレート、次の1分はワンツーといった具合です。スタミナがついてきたら3分間(1ラウンド)休まずに続けてみることにチャレンジしてもいいと思います。きついですが終わったときに達成感がありますよ!その時に何発(何回)パンチを打ったか(コンビネーションを行ったか)を数えておくと、次回チャレンジする時の目標になります。
目的3:動きの連動を覚える
基本フォームの練習に慣れてきたら、相手を想定して実際に闘うシュミレーションのような動きを行います。一般的に言われるシャドーボクシングとはこのことを指すのだと思います。このトレーニングの目的は、闘うために攻撃から防御、防御から攻撃、フットワークから攻撃など、攻撃以外の複雑な動きをスムーズに組み合わせる(連動させる)意味合いが大きいと思います。
このやり方では、あえて鏡は見ずに拳の先端に相手がいると想像してパンチを打つことが重要です。また、打ち終わり(打った直後)は相手の反撃があると仮定し必ずディフェンスを入れます。攻撃一辺倒にならないように、ディフェンス、フットワーク、ボディワーク(上体を振る)動きを混ぜながらバランスよく組み合わせてみてください。
シャドーボクシングの効果
効果1:体をほぐす
シャドーボクシングは、ボクシングでは定番のウォーミングアップです。リラックスして行えば、全身の筋肉を使うので全身をほぐすことが期待できます。
効果2:パフォーマンスUP
シャドーボクシングは様々な動きを連続的に行うので、あらゆる筋肉を使用します。日常での何気ない動作(起き上がる、座る、物を持ち上げる、階段を上がる)をより楽に行えるようになったり、疲れにくい体を作りに役立ちます。
効果3:効率的な有酸素運動
ある一定時間、比較的軽めの強度を連続的に行うため、短時間で体が温まり、数分動けば汗も滲んでくることでしょう。脂肪燃焼にとても効果的な運動です。
そして、何より楽しんで行えることがシャドーボクシングの魅力だと思います。
シャドーボクシングを楽しむコツ
シャドーボクシングを楽しむコツは何といっても「想像する」ことです。例えば強い自分を想像してみてください。シャドーとは想像の相手なので、頑張れば勝てるくらいの相手を想像してみるのがおススメです(笑)
ほかにも、課題を見つけるのも重要です。動いてみると「出来ない動き」を発見したりします。そういった動きは「課題」となり「どうすれば出来るようになるのか」というモチベーションにつながります。そして、それができるようになったら、「以前の自分より一つ強くなった」と実感できることでしょう。
シャドーボクシングまとめ
いかがでしたでしょうか?
トレーニングはどれも理由や目的があってやるものですが、それが分からないと効果も出にくいものです。シャドーボクシングの目的や期待できる効果を知ったうえで是非トライしてみてください。
今後も、ボクシングの情報をどんどんご紹介していきたいと思います。
ではまた!!