楽しもう!ボクシング —グローブを選ぶコツ―

そろそろグローブが欲しくなってきたなとお考えの方へ、どんなグローブを選んだらいいか、グローブを選ぶためのコツを解説したいと思います。ご参考いただけたら幸いです。

※写真はウイニング製8oz公式プロ試合用のモデル(筆者私物)

目次

良いグローブとは

そもそもグローブを着ける目的は何なのでしょうか。それはもちろん大切な拳を守るためです。

拳を保護しつつ、適度に感触があることでそのパンチがしっかり当たったか、芯がずれたかがわかると、それを修正することによって技術向上になります。また、グローブを着けた時に正しい拳の形になることも重要です。グローブの形状によって拳の形がゆがめられると力が入りにくくなったり、最悪拳を痛める危険があります。

なので、可能であれば試着することをお勧めします。グローブを着けてしっかり握ったときに、きちんとした拳を作れるグローブが理想的です。(※バンテージを着けた状態がベスト)

それを念頭に、グローブを選ぶポイントを解説します。

①目的で選ぶ

先述の通り、グローブの機能で求められるのは拳の保護と、装着したときに拳の握りを邪魔しないことです。また日々の使用に耐える丈夫さも重要です。

グローブには、クッションが薄く軽いものから肉厚で重めのものと、いろいろな重さ(大きさ)があります。通常ボクシンググローブの種類は重さで区別され8oz(オンス)、10ozなどと表記され、16ozくらいまであります。なお、8oz以下の重さのグローブはパンチンググローブと言われます。

重さや大きさはパンチの感触と携帯性に関係があります。薄く軽いグローブは荷物がかさばらなかったり、打った感触が分かりやすいといったメリットがありますが、やはり薄いだけに拳を痛めるリスクが上がります。グローブが厚く重くなるにつれて、荷物がかさばるようになりますが、拳への負担は軽減されます。また、感触が徐々にボアっとした感じになるので、ピンポイントで当てるメリハリがつきにくくなっていきます。また単純に重いと練習がしんどくなります(笑)

初めてグローブを購入するという方は、携帯性と拳の保護という点から中間ぐらいの重さの8オンスか10オンスのグローブをお勧めします。

②価格で選ぶ

グローブの価格は数千円から数万円とかなり幅がありますが、高価なグローブと安価なグローブの一番の違いは耐久性だと思います。あまりに安価なグローブだと数回使っただけで穴が開いたり破れてしまうなんてことがあるかもしれません。

かたや、1か月に数回しか使用しないのに数万円のグローブを使うのも少しもったいない気がします。ですので、使用頻度を目安に価格を検討してみるのをお勧めします。

使用頻度で価格を検討する場合

  • 一週間のトレーニングが5回以上かつ一回のトレーニングでミット+サンドバッグを10R以上打つ➡10000円以上のグローブがおススメ
  • 一週間のトレーニングが2回以前後かつ一回のトレーニングでミット+サンドバッグを7R以上打つ➡5000~15000円くらいのものがおススメ
  • 一週間のトレーニングが上記以下➡3000~10000円くらいのものがおススメ

③ジムの会員やトレーナーに聞く

また、ジムの周りを見渡してみて、会員の持っているグローブのメーカーで多く見る物は何か(何が人気か)や、トレーナーにおススメのグローブを聞いてみるのもいいと思います。その人のグローブに対するこだわりは、とても参考になると思います。

④貸し出し用グローブや、入会特典を利用する

ジムによっては貸出し用のグローブや、入会特典でグローブをプレゼントしている所もあるので、試しに使ってみてから購入を考えるのもいいと思います。

⑤マイグローブの魅力

購入に焦る必要はありませんが、ボクシングに慣れてきて、これから頑張って行くぞ!と、モチベーションが上がってきたら、マイグローブも検討してみてはいかがでしょうか?

新品のグローブは使っていけば,自分の拳に馴染んで来ます。それは、自分だけの形になっていくと言う事です。本当に良いグローブとは、自分にとって「違和感がない」グローブのことだと思います。それは、一日にして成らず、日々のトレーニングで少しずつ自分の形になっていくのです。苦楽を共にした道具はもはや、一生物の相棒になるかも知れません。使い古したグローブは自分の努力の跡でもあるのです。

まとめ

グローブの選び方を色々ご紹介しました。

  • 目的(使用頻度、持ち運びしやすさ)
  • 価格
  • 貸し出しや特典を利用する
  • 練習性やトレーナーに聞く

と言った事をご参加いただけたらと思います。

マイグローブと一緒に、ご自身の拳を成長させてみてはいかがでしょうか?

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